2021.5.19
私の失敗経験から学んだ事(人の1歩先か2歩先か)
はじめに
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雉射ち
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障害を回避プローブの材質
プローブでは解決不可能と考えていた欠点を解消するには①先端形状を尖形の1点負荷荷重から平面の等分布荷重に変えれば激痛問題は解決します。②次に車のタイヤが縁石と衝突した際に滑らかに乗り上げるメカニズムをプローブ先端に組み込めば容易に問解決します。③歯根の形態は垂直、屈曲、表面は滑沢凸凹等様々です。歯根の変化に変幻自在になる様に材質は「シナリ」があるのが必須条件です。 |
受け入れ易い条件
人は自分が何で悩んでいるのか具体的原因に分からずに悩んでいる事があります。悩みの原因や本質が見えないからです。治療の成果の悩みを周りに転嫁出来ると、その性にして自分を納得させています。自分の気付いた事が悩みの本質であっても、現在の状況と大きく乖離すればする程、相手に響かず共鳴して貰えません。心に響いた時に他人は動きます。人は心の中と共鳴できて、初めて心が動き出す条件が揃うのです |
パタカラの開発
パタカラは口腔筋機能訓練器具として開発しましたが、表情筋の効果効能が広すぎ、指導者は良い所取りの、食い散らかし状況でした。
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3歩目と現実
嬉しい事には理論は分からなくとも器具が改善してくれると自然体で受け入れて、訪問診療に採用して下さる歯科医師が多くいます。改善して感謝されると気持ち良い物です。その様な先生がパタカラを本人・家族に勧めて下さって効果を上げています。多数とは言えませんが、ご本人ご家族が効果を理解されているから続いているのだと思います。 |
歯科医師による訪問診療の意識範囲
訪問診療をお願いする本人や家族は歯科に何処までの機能回復を期待しているかを考えて下さい。歯科医師を医者でもないのに脳梗塞後遺症での構音障害や嚥下障害の回復まで出来ると期待をしているでしょうか、疑問です。手足の拘縮は脳組織の機能障害が原因です。脳を活性化させない限り脳機能は回復せず、喜びません。Dhは口腔ケアで口腔内を1次的に清掃して細菌数を減らして上げればそれで良いと考えているのでしょうか。看護師さんのする褥瘡性潰瘍予防と本質的に違うのに同一視しています。そんな疑問もなしにDhは口腔ケアをしていると思います。その程度でも患者・家族には費用がかかるので1時の感謝はあっても続きません。やがて、他人が家に入るのを嫌がるので断られます。 |
歯科医師の診断と予告
口腔も手足も拘縮の状況を目視すれば大よその脳の梗塞の罹患状況は推測できます。この認識が確り認識できると、逆の変化が改善の兆しにも応用でき、次回の改善予告が可能になります。私の講習会に参加して習得して下さい。次回までの改善目標は喜ばれます。 |
潜在歯周病患者の掘り起し
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無痛のためにした関連工夫
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歯牙動揺度検査
歯牙動揺度の検査は易しいので検査軽視され気味です。でも歯牙植立状態を知る為に大事な検査です。器具の保持を上下に回転するだけで測定出来ます。歯牙の咬頭を器具の凹部に軽く嵌め込むだけで確りと測定できます。 |
見る(視覚)・触る(触覚)・痛い(痛覚)・匂い(嗅覚)
歯頚部が退縮すると食後、歯間部に食事残渣が挟まり楊枝を使用する機会が増えてきます。
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おわりに
コロナも歯周病も感染症です。感染から発症までの長短の時間の差です。後遺症は未だ未確定です。コロナの初期症状の味覚・嗅覚障害は要注目です。この障害は扁桃脳が障害する時に生ずる症状です。代表が認知症です。欧米では味覚障害は認知症の初期症状として知られておりますが日本では余り注目されておりません。欧米ではコロナの後遺症として認知症が増えると予想する論文が多く見られます。認知症診断に真っ先に歯科に訪れる患者さんが増えるだろうと思います。歯科は忙しくなります。 |
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