- 激痛問題は歯石を抵抗無くなり越え、先端を点加圧から面加圧に変えて問題霧散です。
激痛防止にa)事前に麻酔を施す,b)注意をして測る等の歯科医師もいます。ポケット状況の変化に非科学的で、自分技術は名人芸で得意に思っているのでしょう。
- 測定時の出血問題は①歯肉上皮組織が潰瘍を生じていて、プローブ側面との擦過での漏出性出血と②尖端に依る損傷で、鮮血性出血の2通りが考えられます。①は歯周病に伴う結果なので検査の為に役立つ症状ですが、②による損傷出血は好ましくないです。出血状況で判定すべきだと思います。①のメカニズムは分かりませんが、②の発症原因はプローブの鋼材によると私は考えます。付着歯石が成長するに伴い、歯周ポケットの内部の幅も狭く曲がります。鋼材は歯周ポケットの縦方向への変化の対応は全く不可能で歯肉上皮組織を傷つけるだけで測定とは言えません。先端の向きが状況変化に臨機応変に変われるならば、器具表面に工夫を加え、シナリ有る材料ならば、歯根を取り巻いている歯肉靱帯の力を応用すれば、先端部の向きを変える事が容易で、そのような材質でないと「激痛」と「吹き出す様な出血」を招きます。大出血して心配している患者さんに「汚れた血を出しておきました」と言う先生もいるようで驚きです。
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