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コロナウイルス禍後の歯科クリニック新生を考える▶
①コロナウイルスは感染症です。歯周病も感染症です。

はじめに

コロナウイルス感染を恐れるstay home「巣ごもり症候群」の悪影響は甚大です。政府も経済のV字回復も願っていますが、経済状況が複雑で立て直すのは容易ではありません。これからの話はあくまでも歯周病門外漢の私の仮説です。
歯科はコロナ禍が蔓延する以前から不況が蔓延し、消費税増税コロナの順で止めを刺された状況です。V字回復より新生・出直しを考えないと歯科経営維持は不可能です。歯科界は市民からの歯科への要望を上辺だけで理解し、歯科に求めている新しい次世代への真の要望に全く気付かずに過ごして来ました。今の様な思考延長では歯科で考えてきた健康取り組みと市民が歯科に求める総合医療の一部としての健康とでは違いがあるのでモグラ叩きをしているかの様相です。

私の感じる未来への漠然とした期待と不安

世界中のPCを結んでスーパーPCの何十台分の仕事量をコロナ禍対策に解析をしています。コロナ禍の解決後、世界の科学者が次に歯周病と生活習慣病との疫学的関連をヒントに興味を持った時、歯科医学への注目が集まり花形医学分野に激変すると予想します。
今や医学サイエンスは遺伝子研究レベルに入っております。 医科研究も細菌からウイルスへと益々極小の世界へと対象が移り、今やDNAで将来の病気を論ずる時代に入りました。身近な歯周病は未だ棲み分けする細菌分析の段階で足踏みをしております。歯周病細菌の正確なビッグ・データの集積なしでのAI利用は所詮無理だと気付くべきです。中学から私の好きな言葉は「思考はコンパス」でした。今の時代でも通用します。歯周検査に於いての現状の手探り状況からの深さ測定は「勘と臨床経験による深さ測定」で、得られた数値からは真実が得られません。

コロナウイルスは感染症です。歯周病も感染症です。

コロナウイルスに罹患しても10日間ほどの短期間はサイレント肺炎として肺炎の罹患を自覚しません。その後、突然激しい肺炎症状が現れて、最悪死に至ります。歯周病もサイレントディジーズとして感染してもかなり長期間ですが自覚がないのは同じです。歯周病は感染症だと忘れる如く、20~30年経過後にいずれ、糖尿病、心疾患・脳血管疾患、腎疾患その他の生活習慣病を発症し、死に至ります。感染症とは感染から発症迄の期間が早いか遅いかの違いです。 コロナ感染では「PCR検査」で感染を確認しますが歯周病は歯周ポケットの深さ測定で感染の進行度を確認します。深さにより生息する歯周病菌種の推測が全身疾患の可能性を暗示する筈だからです。歯周ポケットの内部は目視不可能なので、針の様に尖った器具・プローブで深さを推測しますが、測定時にしばしば激痛を生じ、これが原因で定期検査より自己診断する市民が今や潜在歯周病患者として8000万人も存在すると理解すべきです。

コロナウイルス禍で保健所の対応は市民の信頼を決定的に失いました

日本以外の医師は国民生命を守る為に毎日、米国では23万件、独国でも7万件のPCR検査数を実施し、陽性患者の炙り出しに必死でした。医療大国の日本は種々の制約を優先し、毎日僅か6千5百件のPCR検査数しか検査せず、時に死後に陽性が判明した例もありました。海外で出来て、日本では出来ない事で、保健所や医療に対し表立って非難する人はおりませんが、肉親との見取りもが出来ずにお分かれをした、悲しい思いをした家族の怒りは行政に強い恨みが残り火の様に何時までも燻り、心に恨みとして残る筈と思います。 時は今です、コロナ禍を他人事に見過ごさず、当初の市民は聞く耳持たずかもしれませんが歯科界は『コロナは感染症』です、『歯周病も感染症』です、だから怖いのですと繰り返し市民の脳裏に焼き付けておかないと、保健所のPCR検査の不信を生んだ二の舞いです。
PCR検査と同様に歯周病では歯周溝の深さ測定・そこに棲む菌の検査が必須です。DNA時代です。近い中に正確な歯周病菌と生活習慣病等との関連が明らかになる筈です。後出しジャンケンでなく解明前の予告で信頼を回復する事が残された歯科界の再生の道です。この先の歯科経済がどうなるかは誰にも分かりませんが、一度歯科を選択した皆さん方には他業種への変更の術はない、自分の運命を決めるのは自分だと不退転の意思で歯科に残された「希望の種」を捲かなければ、花も咲かないし、実もなりません。「陽が上らない夜はない」との先人の諺を信じて歯科再生シナリオを今から思い描いて下さい。

麹菌と食品からのヒント

麹菌の作用機序は分かっていませんが、酒や沢庵等で私達の食生活を充実させています。幾多の失敗から偶然旨味の引き出し方を知り得たのだと思います。数年前の事です。福岡の親しい先生から、鯖やイワシの糠漬けを頂戴しました。その美味しい事この上ありません。今や大好物です。高級魚ならば美味で当然ですが、糠が鯖やイワシの庶民の魚を美味に変えています。 意表を突かれました。食通に最高と評価される河豚も川柳で「河豚は食いたし、命は惜しい」と言われる程美味ですが、卵巣は猛毒があります。江戸時代から石川県の業者が卵巣の毒を無毒化する為に3年も『塩麹に漬け込む事』で猛毒を抜く事に成功し、日本一の美味と言う評価を得ております。麹菌の働きでも未だ知られていない働きがあります。歯周病門外漢の私の想像だけかもしれませんが、私達に身近な歯周病菌のRNA(伝達機能)やDNA(保存機能)からの環境変化で人の細胞が1部変異し、その細胞が血流で運ばれ生活習慣病の病気の成因にもなり、老化や健康長寿にも影響を及ぼしているのかもしれません。口腔は全ての食物の入り口です。そこに棲む細菌は互いに拮抗する事で宿主の健康を維持しようとしている筈だと思考の中心に考えるべきと思います。高級魚は深い海に棲んでいます。悪さをする歯周病菌もそれなりの条件ではないのかと疑うべきです。時代に取り残されない為にも歯周病菌に関するビッグ・データの充実を図る事で、医科歯科連携にもAIを利用すべき時代なのです。

正確な歯周病検査時の弊害

検査を邪魔する決定的要因は歯周溝内部が見えないので手探り になり起きている事です。
  • ① 歯周ポケット内に歯石が存在するとブツカリ、突き刺さる
  • ②歯周溝は歯根が湾曲していると連れて湾曲するので正確測定には材質に「シナリ」を備えている事が必須条件
  • ③歯根表面は凸凹があり、必ずしも滑沢ではない
  • ④歯根は所謂歯根膜で包まれ、歯肉靱帯の働きが重要です
  • ⑤目視不可能部分の深さ測定には、そもそもプローブ先端部形態が硬く、1点荷重負荷になると激痛を生じるので、接触部を、平面形態にして、等分布荷重にすべきです

次回、②歯周病発見を遅らせてきた原因 につづく。


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