コロナウイルス禍後の歯科クリニック新生を考える▶
①コロナウイルスは感染症です。歯周病も感染症です。
はじめに
コロナウイルス感染を恐れるstay home「巣ごもり症候群」の悪影響は甚大です。政府も経済のV字回復も願っていますが、経済状況が複雑で立て直すのは容易ではありません。これからの話はあくまでも歯周病門外漢の私の仮説です。![]() |
私の感じる未来への漠然とした期待と不安
世界中のPCを結んでスーパーPCの何十台分の仕事量をコロナ禍対策に解析をしています。コロナ禍の解決後、世界の科学者が次に歯周病と生活習慣病との疫学的関連をヒントに興味を持った時、歯科医学への注目が集まり花形医学分野に激変すると予想します。 今や医学サイエンスは遺伝子研究レベルに入っております。 ![]() |
コロナウイルスは感染症です。歯周病も感染症です。
コロナウイルスに罹患しても10日間ほどの短期間はサイレント肺炎として肺炎の罹患を自覚しません。その後、突然激しい肺炎症状が現れて、最悪死に至ります。歯周病もサイレントディジーズとして感染してもかなり長期間ですが自覚がないのは同じです。歯周病は感染症だと忘れる如く、20~30年経過後にいずれ、糖尿病、心疾患・脳血管疾患、腎疾患その他の生活習慣病を発症し、死に至ります。感染症とは感染から発症迄の期間が早いか遅いかの違いです。 コロナ感染では「PCR検査」で感染を確認しますが歯周病は歯周ポケットの深さ測定で感染の進行度を確認します。深さにより生息する歯周病菌種の推測が全身疾患の可能性を暗示する筈だからです。歯周ポケットの内部は目視不可能なので、針の様に尖った器具・プローブで深さを推測しますが、測定時にしばしば激痛を生じ、これが原因で定期検査より自己診断する市民が今や潜在歯周病患者として8000万人も存在すると理解すべきです。 |
コロナウイルス禍で保健所の対応は市民の信頼を決定的に失いました
日本以外の医師は国民生命を守る為に毎日、米国では23万件、独国でも7万件のPCR検査数を実施し、陽性患者の炙り出しに必死でした。医療大国の日本は種々の制約を優先し、毎日僅か6千5百件のPCR検査数しか検査せず、時に死後に陽性が判明した例もありました。海外で出来て、日本では出来ない事で、保健所や医療に対し表立って非難する人はおりませんが、肉親との見取りもが出来ずにお分かれをした、悲しい思いをした家族の怒りは行政に強い恨みが残り火の様に何時までも燻り、心に恨みとして残る筈と思います。
時は今です、コロナ禍を他人事に見過ごさず、当初の市民は聞く耳持たずかもしれませんが歯科界は『コロナは感染症』です、『歯周病も感染症』です、だから怖いのですと繰り返し市民の脳裏に焼き付けておかないと、保健所のPCR検査の不信を生んだ二の舞いです。![]() |
麹菌と食品からのヒント
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正確な歯周病検査時の弊害
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次回、②歯周病発見を遅らせてきた原因 につづく。
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